ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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濃厚なダマスク香に酔いしれて

僕の庭の「パパ・メイアン」

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春先より2周り程小さく、花弁も少ないが、「パパ・メイアン」が咲いた。葉もすっかり落ちて、勝手に冬支度しているので、今年、見納めの花になると思います。

とても、強香で、2m程度なら、ときおり、風に乗って香りが漂ってきます。

バラの香りの研究で有名な蓬田勝之氏が、モダンローズの香りを7タイプに分類したものの1つ、ダマスク・モダン系のバラの代表例として「パパ・メイアン」が選ばれています。

花自体も黒みかがった赤の花弁もなんとも言いがたい高貴な感じがします。

耐病性については、うどん粉病もたまに出て、黒点病も出ます。

しかし、木自体の生命力は高く、枯れることはなかなかないかと思います。

ただ、剪定した際は、枯れこみやすいので、カット面にゆ合剤を塗ることをお勧めします。

こんなにもすばらしいバラなのですが、僕的には1つ、マイナスと感じるところがあります。それは、究極の木立ち性といえば聞えも良いのでしょうが、幅がなく、とにかく上へ上へ伸びていく感じです。(省スペースなので、ベランダ向きかもしれません。)

自分が胴長短足だからかも知れませんが、あまりにもすらーっとしすぎている樹形が好きになれない。木に優雅さが無い。という個人的見解で申し訳ないのですがね。

花つきもよくない方かなどちらかというと、だから、ガーデンローズというよりも、切花で楽しむほうが向いているのかもしれませんね。

ただ、あの香りを一度嗅ぐと、手放せないんですよね。

京成バラ園の広告ではないけれど、”記憶に残る”香りですよ。

バラの殿堂入りしている品種なので、様々な公園に植えられています。

見つけることが簡単に出来るかと思いますので、見つけたらなら、一度は嗅いでみてくださいね。秋に開花したての花で、朝、夕の時間帯がベストです。