本当に助けて欲しいって言っているか、心で聞いてみよう(笑)
安売りコーナーでの買い物について
シーズン末期とか、在庫処分等、売れ残りした株が安く売られていることがホームセンターではよくあります。僕の庭の「ムンステッド・ウッド」「春がすみ」「レジスマルコン」「パパ・メイアン」「クロード・モネ」はそのような中から救い出してきたものたちです。
だから、いつも、枝ぶりも良くなく、病気はついており、葉っぱなんてついいても少しか、ほぼないか…。
僕が「どけち」だからかと思う方いらっしゃるかも知れませんが、本人いたって、けちではありません。
これは、両親の影響だと思うんですが、救えるものは救って楽しもう。そのプロセスも。という感じを受け継いだみたいです。
話が完全に逸れる前に戻して。
では、そんな安売り品を見つけたらどうしたら良いかということを、このカテゴリーでは、昨日ジョイフル本田で買ってきた「ハープシコード」を例に、その復活を書いていけたらと思っています。
1. まず、買うか、買わざるべきか
昨日も、違う人気品種を育ててみて、お客様対応のためのデーター(?)というか、なにかをつかみたく、お店に行って、お目当てのものがあったにも係らず、安売りコーナーで、違う株を買って来ました。写真の「ハープシコード」は10日くらい前にお店に行ったときから安売りコーナーにおいてあって、気になっていたのですが、そのときは、この木自体の生命力が弱そうに感じて、買っていっても、枯れる枯れないが五分五分以下だった感じだったのでパスしました。
普通の人は、弱っていたり、病気のものは買ってはいけません。
ただ、僕が昨日買ったのは、前回見たときと違って、生きたいという生命力をこの木自体から感じられたこと。そして、僕のところで復活させる自信があったからです。
その自信はどこから来るかというと、常日頃から、バラの本やネットなどで、その品種の耐病性や樹勢、生命力みたいな情報を頭入れてあること。そして、価格に見合わない労力・資材をその株にかけられる愛を持てるという気持ちからなんです。
今日はとても、抽象的(いつもなんで恐縮ですが)ですが、やはり、その株に対する愛は大切です。そこで、普通の人は買ってはいけないと書いた次第です。
くどいのですが、その弱っている株が、もともと丈夫な品種で、芽吹きなどの生命の息吹を感じられ、その株を助けていこうとする愛情を持った時は買ってみても良いのではないかと思います。
それでも、だめなときはダメかもしれません。(今まで、僕は失敗していないけれど)
一番だめな例は、安さだけに引かれて、打算で何とかなるだろうと思って買うことです。成功するときもあるかもしれませんが、結構失敗している人の話は以前聞いてきました。
それにしても、写真ではわかりにくいのですが、もともとある葉は萎縮して、黒点病だらけ、これだけ高さがあれば、もっと横に広がってもいいはずなのに、ひょろっとした姿。たぶん、日のあたらない、風通しの悪いところにいて、乾きが悪いのに、水をかけられ続けた、ホームセンターにありがちな管理の犠牲になった株だと思います。
というわけで、次回は、植替えから載せます。