残念ながら
書店で売っているベランダガーデンの本はまずい
本当は、僕だって、きれいで素敵な提案がしたい。
でもね、法治国家である以上、法律は守らねばならないのですよ。
それは、プロとして、仕事上、お客様に提案する場合は特に慎重に。
昨日、2つの書店でベランダガーデンについて書かれた本を読んだのですが、完全に消防に関連する法律にアウトな記載が見つかりました。
確かに、見た目が悪いかも知れませんが、非難ハッチも隔て板も、すぐ取れるからといって、目隠ししてはいけません。
あの文字の表示にも決まりがあるのです。
残念ながら、たいていの園芸からの立場の人は、法律をないがしろにする傾向があるとしか思えないのは非常に残念です。
ベランダは何度も書いているように、借りているだけです。
大規模修繕のときにとればいいやと思って簡単にはずせれば、なにをしても良いというわけではありません。
分譲マンションにお住まいの方は、ベランダでガーデニングをする際は、まずしなければならないことは、管理規約と使用細則を読んで理解することです。
決して、品種選びやガーデンデザインの本を読むことではありません。
管理組合が面倒がって、訴訟が起きていないだけで、はっきり言って、米国ならは、訴訟の嵐が起きても過言ではない状況がいまの日本の状況です。
分譲マンションはお金を支払って買うけれど、完全に自分のものではないのです。専有部分の使用も他の方に迷惑をかけないように住まなくてはならないんです。
現在住まれている方も、住もうとしている人も、本当にこの意識が希薄すぎます。自分が快適に暮らしたいのであれば、他の住人も快適に住めるようにしなければならないのが分譲マンションです。そのことを書いているのが、管理規約と使用細則です。
本に書かれていることだけを見て、ベランダを庭にしている方。もう一度、管理規約と使用細則をご一読されることをお勧めいたします。
近隣トラブルや管理組合とトラブルにならないように切に願います。