ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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この時期の鉢植えのつるバラの水遣りについて

昨日、とあるホームセンターで店員さんが、お客様に答えていたことが聞こえてきて、少しおかしいなと思ったので、書いておきます。

ここを読まれる多くの方はたぶん、もうバラを長く育てている方が多いと思いますので、そのような方は、この記事は読まれなくって大丈夫です。

 

今の時期、きちんと問題なく成長している、樹齢の若いつるバラは、根元や枝の途中から新しい枝を出してきていると思います。

この枝は将来の株の形を作るものなので、大切に育てたいものなのです。(例外はありますが)

 

そこで、この新しい枝をどのようにすればよいのかというと、まっすぐ長く伸ばすことなのです。

新しい枝ですので、何かにぶつかれば曲がって伸びるか、そこで成長が緩やかになるかです。

ですから、できれば、支柱などをして、まっすぐ伸びるようにしてあげてください。若い枝は折れやすいものなので。

そして、水切れを起こさないようにしてください。完全な水切れをおこすと伸びが悪くなったり伸びが停止することもあります。

 

ただ、この水遣りも、一日何回やればよいというものではないのです。

やはり基本は、バラの根元をみてください。

 

新しい枝の先端が完全にしおれない程度に水をやるというのがいいのです。

昨日おかしいなと思ったのはここなんです。

 

「この時期一日2回は水遣りは必要です。」なんて答えていましたが、僕は、真夏でも1日2回水やりすることはほぼ無いです。

 

毎日、バラの様子も見ずに、1日2回水をやったら、根ぐされして枯れる確立が高いと思います。

 

この時期は湿度が高く、雨も多い。鉢植えの置き場所によっては、いつも雨で土が湿っている場合もあるでしょうし、鉢の材質によっては、早く乾く場合もありますし、その逆もあります。さらに土によっても違います。

 

だから、土を触ってみて、乾いていたら水をやるそうでなければ、枝の先端がちょっとしおれてきたなと思ったら水をすぐあげる。

 

でも、留守をしている人は、そんなことはできません。そういう方は、朝、水をやりましょう。そして、帰宅時バラがしおれていなければ大丈夫。夜間は、葉からの蒸散が少なくなり水分の吸収は緩やかになります。

 

ただ、暑い夏に葉水を、ダニ対策や暑さ対策であげることは良いことなので、帰宅後、葉をメインに水をかけてください。(霧状のシャワーがよいです。)

 

そして、翌朝に鉢に水をあげるの繰り返しをしますが、休日など比較的在宅していることが多い日は、朝、水をあげずに様子を見ていて、根を乾かす日を作ってくださいませ。(ここが大切です。)

 

それから、鉢が湿っているのに、水をやっても、枝がしおれたままという場合は、根の異常が考えられます。

 

単純に根腐れか、これからの時期は、コガネムシなどの幼虫による根の食害が考えられますので、鉢を抜いて確認してください。

 

長くなったので、今日はここまで。