バラ誘引用構造大物(デカブツ)を作ってみました
バラをまきながら誘引するために、木製で、ポール風なものを作ろうとすると
(写真は実野里さん)
四角にして作ることが多いのですが、それだと、誘引時に結構角が浮いたり、無理に曲げると折れたりしやすいのです。上の写真は、しっかりまげて誘引されていて、さすがと思います。でも品種によっては、無理なものもありますし、なかなか難しいです。
そこで、今回僕が試作してみたものは、断面が六角形。
ですので、四角形より丸に近いので、誘引はしやすいと思います。
サイズは中に11号鉢がすっぽり入るくらいのもので、少し作っていて、大ききすぎたと思ったのですが…。
というわけで、材料費だけでもかなりのもの。人件費入れたら、2万円程度となってしまいます。
ただ、木製で、六角形がほとんど市場にないのは、作るのに非常に手間がかかるということです。正直言うと仕上がり精度が悪いので、2万円程度と書きましたが、仕上げがぴっちりと行ったら、もう少し高い高級ブランド風な販売によそ様ならするだろうなという感じです。
砂利の庭なので、脚をつけていませんが、土の庭でしたら、これに、脚をつける必要があります。
今、僕の庭では、ここまでの大きさものを使って、誘引するつるばらはないのですが、来年には、オーブか、エドゥアール・マネが誘引できたらと思っています。
鉢置きつきトレリスのときもそうでしたが、基本的に、和風の庭でも違和感がないように、シンプルな和風なテイストでデザインしています。
バラを誘引してしまえば、日本人の意識だと洋風になってしまうので、構造物をシンプルな和風モダンチックなデザインにあえてふっているということなんです。
もし、これに近いものを欲しいという方あれば、ご連絡くださいませ。
ただ、このサイズが僕が造ることのできる最大のものです。