長い間愛されてきたのには訳がある
たくさん咲いてきたので、載せます。
うどん粉病に若干かかりやすく、黒点病にも普通ですが、コンパクトにまとまり、良く咲き、でも、樹勢が良い。
香りは、その時々で少し違うけれど、ティー系。
アプリコットが若干入ったクリーム色の花びら。
日中、暖かくなってくると、右の花の様にしべが見えてきます。
なんか少し癒し系の花かと。
1839年に出された花だと伝わっております。今から178年位前なんですよね。
今ほど、育種が盛んではなかった時代があったにせよ、これだけの間、残っている品種なので、スペックや写真だけではわからない良さがあるかと思ってます。
現在の新しい品種と比較しても遜色ありません。新しい品種でも、耐病性、樹勢ともにサフラノより劣るものがたくさんあります。農薬がほぼ無い時代を生き延びてこられた品種だからこその基本的な生命としての強さ。それは、無農薬栽培では大切なことです。
正直、香りは好き嫌いあると思います。ただ香りは強くないので、積極的に嗅ぎに行かないとわからないので特に問題はないと思います。
寒冷地向きではないので、南東北以南での栽培をお勧めしておきます。沿岸地域であれば、岩手南三陸でも大丈夫かと。
オールドローズは、ブランドローズよりもかなりお買い得な価格になっているものが多いので、バラを始めてみようという方にもお勧めできるものが多いです。
その中でも、サフラノは鉢植えでバラを楽しみたいという方に奨められる品種かと思います。(うどん粉病対策のテクニックは少し必要ですが)