ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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休眠うんぬんよりも…実は僕が剪定前に葉をむしりたい一番の理由

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意外と今年の様に寒くても、日があまり当たらなくても、葉が残っていてると、水を週一以上やらないとならないんだけれど、次の日寒かったりすると鉢の中がけっこう凍結するのと、やはり、一番は虫が越冬しやすいで葉を取りました。

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一気に冬の庭になってさみしくなっちゃった。

まぁ、剪定のときに葉がついていても、ついてなくても、どうってことないけれど、たぶん、葉とって、しばらくしておいたやつの方が芽の部分が膨らんでいる気がします。

よく、良い芽の上で切るとかありますが、あれをわかりやすくやりたいのなら、2週間程度前にむしっておけば、むしってない場合よりも、なんとなくわかるようになると思います。

でも、都心とか暖かい地区だと葉を取ったら、けっこうすぐに芽が出て来るものもあるので、どうしたら良いのかと思われる方がいらっしゃると思いますが、もう、いろいろ条件によって違いがありすぎるので、しかも、いろいろ本を読んでも書いている方によっては全く正反対のことが書いてありますよね。で…、

僕の結論は、枯れなかったら、なんでもよいのではという。したいようにやれば良いです。

品種によって、気温条件によって、年末に植替えしたから、根を張らす為に葉はあったほうがよいとか、いろいろ考えて、個別にするのが一番良いのですが、そんなの面倒ですよね。

無農薬で育てていれば、そんなところでがんばっても、それが全て開花に結びつかないことはわかりきっている話。蕾たくさんできても、全てやられることも往々にしてある。

でもね、無農薬栽培の方は、一番寒い頃に、葉はむしっておくと、春からの虫の発生は低減されます。すごくでは無いですが、とくに、アブラムシは違います。

今回も葉をむしっていて、アブラムシが開いてきている芽の先端にけっこういましたもの。

あと、葉をむしったときにカイガラムシがいたら取り、そして、剪定時に取り残しをとる。やはり二段階でとると、カイガラムシもそんなに爆発的に多くはなりません。

昔住んでいた道東地方では、ある意味、寒さで休眠して冬は勝手に葉が枯れてなくなり、暖かくなったら芽吹くというなんにも考えなくても、よい地域でしたが、(ちなみに

寒すぎるので、つるばらは誘引を解き、横に寝かせておく必要はあるが)やはり、暖かい地方は、いろいろ考えてしまいますよね。

 

余談

コンテストや切花を栽培しているのでなければ、そんなに厳密に育てる必要があるのかと、よく、ストイックにいろいろなところで書いている方に言いたい。

ゆるーく育ててもちゃんと育つ丈夫なバラも最近けっこうあるのに、「なになにしなければならない。」とか書いちゃうから、「あー、バラって欲しいけれど、面倒みたいだから、いいわ。」ってなってしまう。

僕のブログ読んでくださっている方の中で、「案外、バラってズボラでも咲くんじゃない。」って思ってくださっている方が出てきてくれているかとは思うのですが、僕は、それこそが一番大切なことではないかなーと思っています。

まずは、丈夫なものを育ててみる。なんとなく、1年育てれば、来年こうしてみようかなとかなる。数年経てば、バラとの付き合い方が知らない間に身について、じゃー、繊細なバラでも育ててみようかという感じになるのが、理想なんだけれどなー。

だから、バラを販売してくださる方全員にいいたいことは、初めてバラを育てる方に、丈夫な品種以外のバラを売らないで欲しいということです。

なんかさ、丈夫なバラは素敵な花が咲かないと思わせるような、ものいいの有名な方もいらっしゃるけれど、丈夫な品種でも、素敵な花を咲かせる品種はあるのですから。