運命かな?(笑)一冊の本との出合い
僕も、以前はバラを育てるのには、頻繁に農薬を散布して、黒点病などを防ぐことが不可欠だと思っていた一人です。
黒点病が蔓延しだすと、1週間に一度農薬を散布しても病気を防ぐことができなかった。それでは、もうバラを楽しむという余裕は生まれず、疲れ果てて、バラを育てることを辞めようとしていました。
ちょうど、そんなときに本州行きが決まり、バラの栽培とは一度離れたのです。
最初は愛知に行き、その後、東京に越してきました。今の場所を選んだのは5坪強の庭がついていたからです。
その庭で、野菜や草花を育てていましたが、もはやバラを育てる気はありませんでした。
北海道なら隣家までの距離があり、農薬をふんだんに噴霧しても、隣人に迷惑をかけることが少なかったけれど、ここは、アパート(長屋タイプ)の一部なので、すぐ隣家があり、農薬が使える雰囲気ではなかったからです。
そんな思いでいたころ、八王子の書店で、とある一冊の本に偶然出会いました。
「無農薬でバラ庭を」(小竹幸子 著)という本です。
本屋で立ち読みしてみて、こんなことができるはずないと思い。ある意味、できないことを証明するような気持ちで、この本を購入していました。
証明するからには、書かれている通りのことをしようと思い、米ぬかなどから自分で発酵肥料を作り、できる限りかかれている通りのことを1シーズン実行してみたのです。