ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

バラが一鉢あるだけで、より心豊かな生活ができるかも。そんな生活へのお手伝い情報の発信とサポートをいたします

一番の理由から書くと

はじめに

 自分のホームページにも、バラで癒されてみませんか?みたいな趣旨のことを書いていますが、そもそも、なぜ僕が他の花ではなく、バラなのか。その理由を少しずつ書いていけたらと思って、このカテゴリーを立ち上げました。

 なかなか、文献も見つからず、書けない日が続いていますが、別に違うことが確定的でなければ、いいかな。という気持ちも出てきております。

 嘘は書かないように頑張りますが、間違っていることあらば、ご指摘・ご指導のほど宜しくお願いいたします。

 また、癒しとはなんなのかの定義も画一的に決まっていないように、抽象的なことも多々あります。

 だから、全体的に、ほんわかとした感じになってしまうかも知れませんが、僕だけでなく、多くの人がバラを愛してしまう理由をなんとなく書けたらなぁ。と思っている次第です。

 

理由1:バラは香りがある品種が多く、その香りは人々に良い効果を与えてきたこと

 一度は、なにかしらのバラの香りを嗅がれた方が多いと思います。

 それぐらい、バラは香りがあるものと一般的に認知されており、その香りは人々を古来から虜にするばかりではなく、薬として、香りの元となる物質を閉じ込めたローズオイル等を利用してきました。

 直接の香りの活用とは違いますが、日本においても、バラの原種のハマナスの実(ローズヒップ)を漢方薬として、胃痛、下痢止めに使用してきました。

 ところで、バラの香り分析のエキスパートでいらっしゃる蓬田勝之氏が、バラの香りを7つに分類し、バラの香りを表現した「バラの7分類」というものがあります。

 その7つの分類の香りのどの香りにも、量の違いはあれ含まれている物質に、フェニルエチルアルコールというものがあります。このフェニルエチルアルコールはバラだけでなく、身近なところでは日本酒にも含まれています。(日本酒の中には華やかな香りがするものがあるが、その香りに一役かっている物質らしい)

 このフェニルエチルアルコールには、大腸菌サルモネラ菌などのグラム陰性菌に対する阻止作用、育毛に作用するWnt5aという物質の発現を増加させる作用、抗うつ・抗不安作用などなど、様々な薬効と呼べる効能があることがわかってきました。

 そして、フェニルエチルアルコールだけではなく、香りを構成する他の成分、たとえばゲラニオール、シトロネロールなどにも、種々の薬効あることが近年わかってきているのです。

 さらに、バラの香りが、ストレスが増えると増加するコルチゾールを低減させる効果があることもわかっており、バラの香りの成分が、心身ともに良い影響を与えることが徐々に科学的に解明されてきています。

 これらはほんの一例ですが、どうやら、バラの香りには、人に良い影響を与え、癒しているのではないかと考えられます。

 毎日ではなくても、バラの花が庭にあると、香りを嗅いで癒される。こんな素敵な時間をもつことが出来るバラの栽培。それこそが、僕が、バラの栽培を皆様にお勧めしたい第1の理由なのです。