ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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無農薬栽培が難しい品種こそ、雨のあたらないベランダでの栽培向きです

失敗は成功の基?僕の庭の「オーバーナイト・センセーション」

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(下葉が少ないのは、ハキリバチにやられたりして、みっともない状況の葉を僕がむしったからです。ちなみに今日撮影しています。だから、今シーズン咲く可能性はありますが、寒さに弱い品種なので、微妙です。)      

 あまり大きくならず、しかし、ミニバラではなく、香りが良いバラをさがしていたところ、「オーバーナイト・センセーション」と偶然遭遇したので、購入しました。(偶然はいけませんよ。本当は)

 鉢植えにして、育てていましたが、うどん粉病にはほぼならないのですが、黒点病にはなってしまう。ただ、微生物資材を使っていると、なんとなく大丈夫で、1年目で、結構いい感じになってきたので、さらに大きくしようと、地植えにしたのです。

 2年目、地植えにしたことが失敗でした。黒点病に弱く、樹勢があまり強くなく、寒さにも強くない(みたい)でしたので、秋には、枝1本を残すくらいになってしまいました。

 このままでは枯れてしまうので、鉢植えに戻し、軒下の(2階のバルコニーの下)雨の当たらない場所で、今シーズン育てたところ、黒点病は出ませんでした。しかも、微生物資材の噴霧は1回程度で。

 ここまでだと良い結果ばかりでしょう。でも、違うんです。悪いこともあるんですね。(笑)ここまで読んで気がついた方は偉い。

 ダメだったのは、ハダニ。

 乾燥した葉はハダニのご馳走なんですね。

 対策としては、6月中旬ぐらいから、1週間に一度以上、葉の裏に水道水でシャワしてあげてください。これでたぶん大丈夫だと思います。

 僕も気がついたときからやってみて、かなり減りましたから。

 ここまでが実際やって出した結論なのですが、タイトルに書いた無農薬栽培が難しい品種って何だろうということを書きます。まだ、推測の域を出ないので、その点はご容赦ください。

うどん粉病に極端に弱く、かつ樹勢の強くないタイプ

 このタイプは、成木にならない限りはだめだと思います。無農薬栽培ができるかも知れませんが、うどん粉病のシーズンには、毎日のように微生物資材を葉面散布し、肥料の量を成長に必要不可欠の最低限量にまで抑えるなど、かなりテクニックと労力を要します。

 ちなみに、うどん粉病がだめな理由は、丈夫な「新雪」「つる春霞」を見ていてわかったのですが、黒点病が出ても、枝の成長はそんなに止まらないのですが、うどん粉病の出た枝は成長がそこでストップしてしまう。バラにとってダメージというか負荷の強い病気だと感じたからです。樹勢の弱い品種であれば、命取りです。

黒点病に弱く、かつ樹勢の強くないタイプ

 このタイプは、①よりも、大丈夫ですが、やはり、樹勢が弱いので、葉を落とさずに育ててあげる必要があるタイプです。葉を落とす病気といえば、黒点病。樹勢の丈夫な品種なら大丈夫ですが、そうでなければ、雨を避けて栽培しましょう。「オーバーナイト・センセーション」もこのタイプに入ります。ただ、成木になれば、無農薬で雨に当たり放題でもいける可能性はあります。

無農薬栽培でなくとも、バラ初心者の方はこの2つのタイプは避けたほうが無難かと思います。