ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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3年間有機・無農薬栽培をやってみた感想

「バラの無農薬栽培」カテゴリー中の、[2年間有機・無農薬栽培をやってみた感想]ブログの続きです。

 3年目は、特に栽培上で行うことは、2年目と同じことを繰り返すのみで、少し品種を増やすことと、増やしたことによる庭の見た目ということも考えてみるという、ざっくりしたテーマで実践しました。

 春先のバラゾウムシの攻撃は相変わらず。ただ、アシナガバチが家の外壁面に巣を作ってくれたおかげもあって、ガの幼虫の被害が軽減されました。

 3年目になると、虫の被害は若干軽減され、うどん粉病の発生もほぼ無く、黒点病には心の対応ができ(黒点病で枯れない品種ならば、無視できるという寛容な心が出来てくること。)、さらには、バラゾウムシの被害に対しても、腹は立ちますが、仕方ないというあきらめの気持ちが出来てきました。(見つけたら即、捕殺ですが。)

 そんな、平穏なことばかりではなく、実は3年たったからこそ、訪れた、悲しい出来事がありました。

 それは、つるばら(新雪、ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール)が大きくなり、日陰がかなり出来るようになって、3年前に地植えしたままの「ソフィア・ルネッサンス」にほぼ日があたらなくなり、秋に、植替えの対応をしたものの、時すでに遅しでした。(根もたぶん、コガネムシなどの幼虫にやられていた可能性はありました。)

 やはり、植物の成長に伴い、日当たりの必要性の高い品種、半日陰でも耐える品種を考慮した置き場所が必要になってくることを痛感いたしました。

 実は、今シーズンも同様な事態があり、星にはしていませんが、かなりダメージを与えてしまったものもあります。

 つるばらなどの大きくなる品種を買う際は、周りに置ける品種が限られることも考慮しなければならないことを3年目では痛感しました。

 これは、無農薬栽培でなくとも、気をつけなくてはならない問題です。

 ですから、バラの設置スペースがかなりある方以外は品種選びの際には、日光の量も考える必要があるのです。