この時期のみずやり
今日は、東京地方も晴れていましたが、でも、風が強くてあまり暖かいとはいえないような天気でした。
こんな日、皆さんは、いつの時間にみずやりをしていますか?
ものの本には、みずやりは朝とハンで押したように書いていますが、本当にそうでしょうか?
寒冷地だと、昼間と答える方が多いと思います。
それが正解だと私は思っています。
朝方は鉢の中の温度も冷えています。
そして、時間とともに温度が上がりますが、その寒い時間に、水を与えると鉢の中の温度の上がりが遅いのです。
ここらへんの水道管の埋設方法だと、確実に外気温の影響を水道水も受けるので、朝の水道の水はつめたいのです。
(ただし、湧き水など、年中温度変化のない水を用いている方は別です。)
ですから、朝の早い時間帯に水をあげてしまうと、鉢の中の温度、それによって、根も冷えてしまいます。
根が冷えると、成長に大きな影響を与えてしまいます。
植物は、われわれ人間とちがって、自分では温度調整がほぼできません。
ですから、環境の温度の影響は、恒温動物よりも断然大きいのです。
人間でも、冷えは万病のもとというように、細胞に対しての過度の冷えは良いことがありません。
この時期、特に、根からの栄養吸収をできるだけしてもらいたいものですから、寒い日のみずやりは、しおれているなどの緊急性が高い場合を除いて、暖かい時間帯にあげて欲しいです。