お久しぶりに…「ラ・メール」
verandarosegarden.hatenablog.com
夏より、色が着いていますが、実際見た目はかなり白いです。
咲かすような状態ではないかもしれませんが、最悪を覚悟して咲かせています。
それで、僕の中で結論が出るから。
なんとなく、いつも見に来てくださっている方はわかるかも知れませんが、ある意味、耐久試験的なところをやっています。
僕みたいな簡単な育て方で、ちゃんと咲かせられるかどうか、放置しちゃっても、枯れないかどうか。
ほぼ、結論書いてしまいますが、お勧めしません。このバラ。河本さん育種の中では丈夫な方らしいのですが、フルに仕事を持って、週末にしかちょっとしたメンテナンスできない方には、やめた方がいいとはっきり書きます。特に無農薬栽培ではね。
育ててみて、葉は意外と黒点病の耐性はあるほうかと思います。黒点がわかってからの拡散のスピードは速くない。
でも、なぜお勧めできないのか、それは、樹勢が弱い。葉を落としてから新しい葉がすごく出で来ない。
3から4年、咲かせないで、それで、株をしっかり作ってから咲かせば、意外とすんなり行くのかも知れない。
はっきり書くけれど、それなら売るなって言いたい。幼少期の株を。
バラが欲しい人って、花を欲しいんです。花が咲かなかったら、他の庭木買いますよね。
だったら、5年くらいしっかり、株を育てて、大苗で1万円くらいしても売り出せばいい。
結局、こんなタイプのバラが市場に出回るから、こんなことを知らない、消費者が買って、枯らして、バラはやっぱり難しいのねって、敬遠されていく。この悪循環を作り出していることに、作出家は気がついてほしい。
だから、株を育てて、1万円で売れ、というのは、本当に欲しい方だけに売る。その方が、命を無駄にしなくてもいいし、バラビギナーを栽培しにくい株から遠ざけることができる。
なぜ、高い多肉植物が飛ぶように売れるのか、バラを作出する人は、自分の品種を売り出す前に良く考えてほしいです。そして、売る側にも、切花と同じではないことを自覚してほしいです。