ベランダ・バルコニーに、小さなローズガーデンを

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やはり土なのかな…(けっこう話はそれます)

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近所の悪いバラ園の見本と思っている都立秋留台公園公園。

ちらほら咲いていますが、メンテを外注して、薬剤噴霧も定期的にしているのに、けっこう調子が良くなく、消えてしまうバラも多い。

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結構長くうわっているアイスバーグでさえ、こんな状態。

鉢植えで育ている方で、もっと立派にされている方がたくさんいらっしゃるかと思います。

まあまあメンテもしっかりしてるのに、地植えなのに生育状況がぱっとしない。こんなときは下記のような理由があるかと思います。

1つ目は土の中の害虫の問題

2つ目は日当たりの問題

3つ目は風当たり、蒸れの問題

4つ目はうわっている土の問題

5つ目は塩害、その他毒ガス等空気の質の問題

で、ここの公園としては、1,2,4の存在が考えられます。

ただ、1つ目の害虫は出るものと出ないものがあり、庭のバラが全体的に元気がない印象があるので、ここでの要因は低いかなと思います。

2つ目は東と南からの日当たりが春、秋に良くないものの、すごく日当たりが悪いという程でもありません。しかし、見た目しか考えてない設計なので、バラの生態を知っていれば、こういうデザインにしないのは明らか。(良い見本の京成バラ園など見ていただければわかるかと。)ということで、これも要因としては低い。

そう、今回はタイトルに有る通り、4つ目の問題が大きいかと。

地形的には水はけがよいところでも、もともとの土があまりバラの栽培向きかというとそのままだと乾きが悪い黒土がほとんどなのではないかと思います。

 

ここから学べることは、水はけの良い土がバラには必要だということ。

そこで、鉢植えでも、良い培養土が必要になるということを知っていただければ良いかなと思って書きました。

 

あとね。庭の設計ね。形式が古いのよ。どこぞ国の貴族の庭でもあるまいし、バラの魅力、そう、良い香りを持つ花を咲かす植物をメインに植えるのであれば、香りのあるバラと人が接することができる設計にするべきで、そこのところは、河合さんとかのバラ好きな人の設計の庭とか見本にしてほしいですね。

 

話はずれたついでにいうと、こういうところは、大阪の街の中のバラ園はけっこう考えられてましたね。

 

服のデザイナーも、ジャンルで得意、不得意があるように、庭の設計士もジャンルで得意不得意があります。ただ、全体的に植物の特徴を捉えた設計ができていない、見た目の印象だけで決めてしまっている人が多い気がする。

 

なにかの植物に特化した事業をしている企業設計の庭だと素晴らしいのに、そうでない、ただ設計をメインとしている業者の設計した庭の多くが、残念なものが多い。

 

コンクリートや石とか非植物の知識や見た目、カラースキムだけではなく、もっと植物の特徴、生育を勉強してと言いたいですね。