知らなかったら、いたずらに思えてしまうかも。
上の写真は、バット・オースチンですが、新しくちょうど良い硬さの葉が丸く切り取られています。パット・オースチン以外にも、いろんなバラの葉がやられています。ただ、ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールは被害が少ないですね。
これは「ハキリバチ」の仕業です。春と秋、新しい葉が出てちょっと経った時期に被害がでます。
円弧の大きさの違いは、ハチの大きさの違いかと思います。
昨年、観察していたら、例えると、お尻の部分をコンパスのハリの部分、口はコンパスの鉛筆の部分にして、コンパスは円を描きますが、ハチは口で噛み切りながら葉を切り取ります。
ハキリバチも数種類いるみたいですので、いろいろな大きさの円弧で切り取られるのかと思います。
人間には、近づいてきますが、こちらから攻撃しない限り、なにもしてきません。
でも、葉がやられます。
これも仕方がないと思える方は無農薬栽培に向いているかと思います。
ある意味、ベンチマークみたいなものかと…。
葉を切り取るけれど、受粉に役立つハナバチに分類されているので、もし、全ていなくなれば、人間にも多大な影響があると思いますね。
自然界では、ミツバチだけが、受粉に役立っているわけではないのでね。
葉を切り取られるところを見ていると、憎めない気がしますね。
まぁ、そこが先程書いた、無農薬栽培向きな人かそうでないかの分かれ道かと。