ソフィーズ・パーペチュアルがやっと咲いてきたのですが…
今年は、本当に開花が遅れました。成長がずっと止まっていた感じでして…。
実は、数年前から疑っていたのですが、たぶんウイルス病に感染していると思います。
ただ、それが、未だ株を枯らすに至っていないことと、他に感染しないことから、様子をみております。
若い葉には出なくて、しばらくたってから発生。しかも、このウイルス病斑の発生した葉には何故か黒点病がついていない。
モザイクウイルスだと思います。ただ、虫で感染はしないように思いますね。数年経たないとわからないかも知れませんが…。
処分しようか迷っていましたが、枯れるか他のものがかかるかしない限り様子を見ていくことにします。
今年はシュートの伸びが旺盛です「ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール」
朝、撮るとどうしても逆光に。
けっこう返り咲きしてきました。
それにも増して、ことしは根元以外の場所からのシュートの発生がすごいです。
特に、昨年、カミキリ虫に食べられていなかった枝からの発生が。
かなり命の危機があったのかとも改めて思ってしまいます。
それから、先日、友人にあげた新雪にもついていたと書いたのですが、これにも、
イラガの幼虫が…(写真撮る前にアースジェットをこの葉にだけかけました。)
これだけは虫に触れないように、葉を取って、別の場所で、殺虫剤で殺しています。
蚊にも毎日悩まされていますが、このイラガも居なくなって欲しいです。
ここで、イラガの幼虫は、写真のように最初はまとまって、一つの葉を食害します。
チュウレンジハバチもそこは同じですが、イラガは葉脈を残して食べますので、見分けは簡単かと思います。
皆様も刺されないように注意して除去してくださいませ。
ジル・ドゥ・ブリザックを新苗から育ててみる…2.75
verandarosegarden.hatenablog.com
タイトルの数字は気分的なものなので、気にしないでくださいませ。
施肥した際に軒先から戻してなかったので、ついでに書きました程度です。
特にそれほど変わりはありません。
虫に葉は食べられているのとハダニがついているくらいです。
黒点病はまだほぼ出ていないのと、うどん粉病も見当たらないかな。
ただ、芽の展開は緩慢、
上の芽は摘み取っておきました。それくらいですね。
また、気が向いたら書いていきます。
ケルビーノを新苗から育てる…3.5
verandarosegarden.hatenablog.com
同じに買って、同じように育てている、ジル・ドゥ・ブリザックよりも、かなり樹勢が強いことがお解かりになるかと思います。
双子芽の小さいほうを摘んだのと、
どうしても、新しいシュートに養分などが流れやすく、この枝が優先して育ちだしので、一番背の高い枝も折り取りました。
ちなみに、黒点病も、うどん粉病もでてません。
でも、虫にはばっちり食べられています。
ハダニもたぶんいるのでしょうが、影響がまだ、ほぼないレベルです。
買ったときの予想に反して、丈夫なバラかも。
あとは耐暑性かな、知りたいのは。
この時期、売っているかわかりませんが、あれば、買っても損はないかと。
特に無農薬栽培を考えている方には。
まぁ、来年の春になれば、僕の1年間育てたの結果が出ているので、その方が安心でしょうがね。
一瞬「?」となりました「ラ・メール」
verandarosegarden.hatenablog.com
樹勢は強くなくとも、1ヶ月程度で返り咲くみたいです。上のリンク記事を見てわかりました。
午前中の太陽があたり、午後の日はほどほどさえぎられ、風通しの良い場所においていても、僕が行きにくい場所だと放置されているんです。
そして、今回の2番花の色は、明るい環境ではほぼ白。一瞬、こんなバラあったかなと思ってしまいました。
でも、写真に撮ると、色が出ているんですよね。紫外線の影響なのかと思っていますが。
見ての通り、肥料と水以外あげていない+虫の見回りもしていないので、葉はけっこう食べられています。
そして、下の方の葉は黒点ついてきました。
それでも、意外、もっと黒点にも弱いかと思っていました。
となりにおいてある、フィオーラはほぼ春の葉は全て落ちてなかったので…。
ついでに書くと、木村さんのバラは黒点に弱いものが多い。樹勢があるので、それで枯れることは無いと思いますが、うちにある木村さん作出のバラ6品種のうちオーブだけ黒点がほぼ出ていないだけで他はけっこうやられています。
だから、無農薬で、黒点が気になる方はお勧めできないのかも知れませんね。
その次に黒点にやられているのが、アブラハムダービーだったりするので、それで、なんとなく、わかる方はお解かりになるかと。
さらについでに書くと、無農薬にしているのは、僕は、自分や近隣の人間の影響というよりも、環境のへの負荷を考えているんです。
全てコンクリートに庭で薬剤が外に出ないのであれば、いいのですが、何かしら、土壌に入る場合、もともとそこにいた微生物まで殺してしまう可能性が高い。
そして、僕の場合、微生物の資材をあげているので、せっかくまいて定着して欲しい微生物までも殺す可能性が高い。だから、微生物資材をつかって、低農薬でも、農薬を使っている方って、僕からしたら、もったいないし、矛盾しているかと思ってしまうんですよね。
結局、研究室での実験とフィールドてけっこう違う。それは、微生物を育てていた人ならわかってもらえるけれど、微生物だって、人間と同じように、体調みたいなものがある。薬剤的にはそれを殺せなくとも、弱らせてしまったら、他の強い微生物に駆逐されるなど、フィールドではよくある話。
たいてい、強い微生物って、かなり害のあるものが多いんですよね。納豆菌は本当に例外かと思います。
まぁ、要するに、環境の菌層が乱れるんですよ。
人間だって、抗生物質投与するでしょ。その後、お腹の調子が乱れるし、最悪耐性菌が出て、それが全体の優位に立つと、それで人も死んだりする。人間だって、環境だって、同じなんですよね。
そこまで、考えたら、とある植物がそこでうまく育たないからといって、むやみに農薬は使えないんですよ。
ついで話が長くなってしまったのでこの話はここまで。
「アプリコット・キャンディ」の近況
うちの株だけかも知れませんが、春の開花よりも、何故か、二番花の方が花付きが良くて、房咲きするのです。写真に写っていないところにも蕾や花がけっこうあります。
原因は、この時期、バラゾウムシが減ることかな。でも、大き目のゾウムシかカメムシの仲間ががっつりやってくれていますが、比較的この時期に咲いてくれるので、庭の寂しさを減らしてくれます。
いつも書いていますが、黒点病とうどん粉病にはとても強いので、今年みたいなうどん粉病のあまりでなかった年は、皆無ですし、黒点病にもかかっておりません。
ただ、写真に撮り忘れましたが、茎の中心の柔らかい部分に虫が入ったのか、ちょっと不明なものがありました。それで、すぐにどうこうというわけではないので、ないところまで、切り戻しておきました。
それから、カイガラムシも増殖してきましたよ。まったくやっかいですね。
香りも、柔らかいティー香です。この時期でも香りはします。
この品種は、5年くらい育てるとシュートは出ないと思います。
今けっこう多い、木が太るタイプのものだと思います。
ですので、根元からの枝は大切に。
「レジス・マルコン」も比較的元気です
7月に入ってから咲いてきました。
雨や酷暑で、蕾の段階から、先端の色が取れてしまってましたので、ちょっと残念な花ですが、
香りはしっかりしており、ベリー系のアイスのような香りがします。
今のところ、うどん粉病は見られません。そして、黒点病もぱっと見、ないみたいです。
もう少ししたら、出てくるかと思いますが、同じ年に発表になった、フラゴナールよりも黒点病には強いです。
僕としては、今後発売されるバラは、最低でも、これくらいの耐病性が欲しいなぁといったところです。
でも、今年って東京、埼玉あたりは雨が少ないので、黒点病の発生が緩やかな年だと思います。
黒点病ついて、葉を落としても、リカバリーしてきて、何事もないように全体が成長していくものもあります。最終的には、枯れないで、毎年ある程度咲いてくれればOKなのですがね。