緊急提言:弱っていそうな鉢植えバラの植替えのときはサイズダウンも視野にいれて準備してください
いつも写真が少なめのブログですが、今日は全く無しです。
昨日、友人のヘルプで、友人のお客様宅で、鉢バラの植替えを20鉢程度行いました。
(大きめな鉢植えとちょっと事情があり篩を多用したので今は全身痛いです。)
ほとんどのバラの根が傷んでいて、鉢の大きさに根の大きさがあっていませんでした。
鉢の持ち合わせが少なかったので、かろうじて、2つだけサイズダウンできたのですが…。
僕の先日のブログ
verandarosegarden.hatenablog.com
などでも書いたようなことが、全ての鉢で起こっていました。
もともと、鉢が大きいものに植えたほうが良いという考えの人だったみたいでして、しかも、友人も水やり少なくすれば、なんとかなると思っていたところもあり、きっちり、二人には言って来たのですが、根のサイズにあった鉢を選んでとね。
土も、一部、バラ用ではないような土だったので、その土の株は特に根の様子が良くなかったです。
ですので、植替えの前に、まず
1.鉢の種類と水やりの仕方から土を選ぶ
水やりは多い方か、少ないほうか、僕みたいに水やりたくても、1日1回しかあげられないのか、プラスチックの鉢なのか、テラコッタの鉢なのかで、いつも湿りっぱなしにならない土を選んでください。
そして、少なくとも、自分で土を配合する以外は、バラ専用の土を高くとも選んでください。
2.植替えをする前に株の様子を確認して鉢を用意してから行う
そのままの大きさの鉢に植替えしたくても、抜いてみたら、根が無かったという話だったので、今、この記事を書いています。
事前に割り箸で土を刺してみて、ズブズブ入っていくようだったら、サイズダウンした鉢を用意したほうが、良いかと思います。とくに、株全体の調子が悪いものはかなりの確立で根が少なくなっています。
それでも、抜いてみないとわからない場合は、抜いてみて、確認して、から鉢を用意する。(その間根を乾かさないように。)
めんどくさいからと、鉢のサイズをそのままにしていたら、翌年、最悪、根ぐされから枯死することもあります。
今年は、8月から雨が多すぎたものですから、鉢植えだけでなく、水はけがあまりよくない場所での庭植えも根のダメージがかなりあるかと思います。
ですから、鉢植えのバラは、去年植え替えたとしても、調子悪かったら、是非植替えしてみてください。コガネムシの幼虫が出てくる場合もありますので。
こいつが見つかるとは…「フラゴナール」の植替え
最近、元気が少しなかったのですが、もう寒くなってしまったからなんだと思っていたのです。
鉢から抜いたら、これが1匹だけ出て来ました。1匹なのが不思議なのですが、ハサミムシが食べてくれたか、他に捕食生物がいたのでしょうね。
というわけで、根が少なく、過湿ぎみでそれが生育不良につながったのでしょうね。
ミミズがいっぱいいるのもそんな感じでしょうね。
振動させて、土を落としたら、ほぼ成長している最中の根はなし。
ということで、万が一、まだコガネムシの幼虫がいたら嫌なので、リキダス水溶液に1時間程度入れてから、
植えなおしました。
まぁ、あと、1本なくなりそうな茎がありますが、早く、元気な根が張って欲しいです。
あれが出てくる覚悟はしていたのですが…「サフラノ」の植替え
花もだいたい咲き終わりまして、あと、蕾が1つついている状況。
見ての通り、黒点にまぁまぁかかっておりますが、今年はその代わりうどん粉病にはかかっておりません。
しかし、
カイガラムシがけっこうついておりまして、植替えの前にブラシで落とす作業が発生しました。
それから、
抜いてみました。実は、夏に鉢の中から数匹のコガネムシの幼虫を発見していたので、覚悟はしていましたが、一匹も出てきませんでした。けっこう根がしっかりしていて、これだから、けっこう花を咲かせていたのだなと思いました。
これくらいまで土や根を取ってから、いつもどおりに植えました。
大きくしないで、このままのサイズで出来ればずーっといかせたいと思っています。
これも今シーズン最後かと…「アライブ」
昨年の植替え時では、今年ちゃんと咲くのか、それと、枯れるのではないかということも頭によぎりましたが、この時期まで花を咲かせてくれました。
黒点病は少し出ておりますが、うどん粉病は今年もかからずに終わりそうです。
おかしくしなければ、たぶん、12号程度の大きな鉢で育てていたかと思うと、申し訳ないなと思ってしまいますね。
植替えは、花が終わって、根鉢の様子を見てから、大きくするかどうか決めてやりたいと思います。
何度も書いていますが、耐病性が高く、太陽にあてて育てれば、樹勢も良く、香りも良いすばらしいバラですので、お勧め品種です。
ある意味様子見「フリュイ」
実は、先週に、ハダニとハバチの幼虫の攻撃がひどかったのと、先端の芽が全てやられていて、このままでも、葉がすべて落ちておしまいだったので、さっさと一度休眠させてしまおうと、葉を取り去って、先端を軽く剪定していました。
でも、特に、咲かないだけで、そんなに不調ではありませんでした。咲かない理由は、虫なんですけれどね。(笑)
大きさも、あまり大きくならない品種だし、昨年植え替えているし、ということで、コガネムシの幼虫チェックをして決めることに。
根の張りも良く、大きくするのに、鉢増しも可能な状態でしたが、小さなままにしたいのと、まだ、中の土もあることから、
植えの植物の種などが飛んできた汚れた土を取り除き、その箇所に肥料と土を入れて終わりにしました。
ジル・ドゥ・ブリザックを新苗から育ててみる…6
verandarosegarden.hatenablog.com
前の記事のあと、蕾はすぐに出たのですが、11月に入り、平年より低い気温が続いたため、開かない日が続いていました。
このままだめになるとも思っていましたが、
少し昨日の暖かさで開きました。でも、枯れている花びらもあるのでこれが限界でしょう。香りはしっかりあり、良い香りです。
半年間、新苗を育ててみるということで書いていましたが、結論を出しますね。
結論:完全な無農薬・無エキス栽培(ほぼ放置)では、黒点病が出やすいので、あまりお勧めできません。
ただし、連続開花性は悪くはないと思います。新しいブランドローズの標準レベルかなと。
成長してみると耐病性があがることが多いのですが、もともと、大きくなりずらい品種なので、そこは期待しないほうが良いかも知れません。
樹勢も然程強くないです。同じく、半年間育てた、ケルビーノよりも劣ります。
来シーズンは、少しエキス剤散布を併用して育ててみたいと思います。
花と香りが良いので、お勧めしたいのですが、軒下などの雨の当たらない場所で、ハダニをおさえながら育てられる方、また農薬を使う方にはお勧めできます。
耐病性が良いというセールス文章のバラで、このくらいだと少しがっかりしますよね。バラを育てたことがない方だと。特に。
まぁ、農薬使用を前提としている植物栽培っていうこと自体がおかしいことに、今の時代に合わないということを、販売側がもっと認識すべきです。
また、これが本当の結論かな。
誰もこれを書かないから、僕が、細々といい続けますよ。
鉢の中は、思ったよりも良くってびっくり
春とその返り咲きぐらいでその後はほぼ咲かせなかったクロードモネ
先日の寒くなる前に強制休眠状態にしておきました。
鉢の中はと思って引っ張ったらすぐには抜けず、鉢の内周に支柱を何箇所かに差し込んで抜きました。
根鉢の底の数センチは残りましたが、しっかり根が張っていました。そこで、これは、上の部分の土を取り去って、
鉢増ししておきました。
その後、しっかり水やりをして終わりました。
もう少し早く気が着いてあげればよかったかも知れませんが、これで来年少しは大きくなったらうれしいです。